新年あけましておめでとうございます!このコラムをかりまして、新年のご挨拶をさせていただきます。 さて今回は管材メーカーのアロン化成について、少しお話をさせていただきたいと思います。
今回も、いつもお世話になっている仕入先様のご配慮で、研究会の皆さんと共に見学させていただきました。ほんとうにありがとうございました!
「アロン化成」は、関西に住む私達にあまりなじみが薄かったメーカーというのが率直な印象。(勝手な事言ってすいません。。)ですが、よく新聞の一面にロゴ広告が載っている印象がある。
又、介護用品に力を入れているのも感じられる。そして、なによりも「この商品便利で助かる!」というアイデア商品を生み出してくれているので、私達水道屋さんの認知度もアップしていると思う。
工場では、早朝の休業日にもかかわらず社員の方が親切に応対していただきました。その熱心さともてなしに大変感動。その時に会社についていろいろとご紹介していただきました。
アロン化成の「アロン」のいわれ。創業当時の社名である矢作工業株式会社にちなんで、矢作の「矢」を形どった「」印をトレードマークとして使用している。でも最近は「Aron」の印象も結構あると思う。
そして昭和28年に、「矢」の英訳である「アロー」と、ナイロンやテフロンの「ロン」という響きを合成して「アロン」という商標が生まれた。そして最終的に「アロン化成」となったそうです。
又、有名な瞬間接着剤の「アロンアルファ」はアロン化成のアロンから来ていることを教えていただきびっくり。そんなんで、この名古屋では管材用の接着剤はよく売れているという。
そして最もびっくりしたのは、日本で一番最初に塩ビ管を製造した会社がアロン化成だったという事。普通塩ビ管といえばセキスイが一番有名で古いと思っていたが、この事実全然知られていない!もったいない。
1951年(昭和26年)エドウイン・G・フィッシャー博士の指導で製作
塩ビ管はグレーかHIの濃い群青色かと思っていたが、元は白い色をしているんですよね。社の方に尋ねるとそれぞれの用途に従って色付けをしたり、配合を変えたりしているそうです。
その他、社の皆さんと新商品やアイデア商品の開発に関する興味深い話など楽しくディスカッションさせて頂いた。又工場では排水管、マスの性能を確認できる巨大な実験施設も見学させて頂き、有意義は研修の一日を過ごさせていただいた。
きっとこの工場見学で、大阪にアロン化成のファンが数社誕生したんではないでしょうか!?