写真は床がガラス張りで、床下配管が観察できる所。少しわかりにくいが排水ヘッダー配管方式の様子が見れる。関西ではまだまだ普及していない。これが、本格的に普及しだす時がくれば大変ありがたい商品だ。
現在ほとんどの新築ではベタ基礎の水廻りの各所に、排水管を直接鉄筋の間に入れコンクリートを流し込んでいる。その分建物周囲のマスの数が多いのが一般的である。
この工法だと基礎貫通はまず1~2箇所で済み、マスもその数に対応するので大幅に外部の埋設配管工事を削減できる。しかし、歴史が浅く商品コストの面、メーカーの出荷条件の制限があるので爆発的な普及は当分ないのではないでしょうか。
上の写真は、水栓コンセントの様子。流し台の給水、給湯のコネクターをコンセントに差し込むというイメージ。台所の模様替えの時に、流し台まで気軽に動かせたらさぞ面白いでしょう。
その他にも、天井の電気配線も色分けされた電線をコネクターで簡単に差し込むだけという様子も展示されている。業界は専門工から、多能工の時代を見据えているようだ。
私は、展示会のお誘いがあれば、極力足を運ぶようにしている。必ずといっていいほど面白いアイデア商品が紹介されている。カタロクに載っていないので、後で帰って注文した時、仕入れ先はおろか、メーカーの営業マンも知らない場合があるのが面白い。
今回のりポートで紹介させていただいた内容はほんの一部です。是非機会があれば一度見学ください。新築、リフォームに関心のある皆さん、ほんと、いろいろ勉強になりますよ!