さて、それでは、本題に入っていきましょう。工場エントランスに展示されているのはいずれも同じU820Cです。(1枚目の写真) 左から成形品⇒乾燥品⇒焼成品(製品)とよばれています。
製品になるまでにこれだけの収縮過程があります。成形品⇒乾燥品は3% 乾燥品⇒焼成品は10% あわせて13%収縮します。成形品の頭の部分をよくみると山形にふくらんでいるのがおわかりでしょうか。
横から見たところ。このままでは到底設置不可なのだが・・・!?
2枚目の写真は横から見たところ。おそろしく前傾している。先ほどのふくらみもこの前傾も、窯にいれて焼きあがった時にはぴったりまっすぐになります。しかも設計図面通り、穴の位置も寸分違わず。
よく、現場で陶器がなんとなくカーブを描いてやさしく焼きあがっているけど、穴の位置は、設計図とおりにうまくあいてくるなと、関心していた。それを工場では、焼きあがった時にどう収縮するかを緻密に計算して生産していたのだ!すごい!
世界に誇るすごい技術だと思います!