銅管のピンホール その2

給湯管(プリゾールチューブ)φ13が、壁中で配管されている。よく見ると曲がりの部分が少しくびれているのがわかるでしょうか。
本来は、継手を使って配管するか、ベンダーを用いて曲げ配管するのだが、おそらく手や足を使って曲げ配管したのだろう。当時は、水圧テストをしても漏れないが、早くて5年~10年でこういう箇所から水漏れが発生するようだ。銅管の肉厚は0.71ミリ(Mタイプ) と薄く、座屈により弱くなった部分が年月を経て漏れ出す。水道の直圧は通常0.3MPaくらいはあるので、漏れ出すと口が広がり、ひどくなる傾向がある。

次回は、もっとゆるやかな座屈の水漏れを紹介する。

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銅管のピンホール その1