TS継手の漏水

洗濯水栓の立ち上がり部。首長水栓エルボのあごの部分に亀裂が入っている。このねずみ色のパイプはVP管といわれるもので、その継手をTS継手(水道用硬質塩ビ管継手)と呼ぶ。
私が、小学生の頃、父親に連れられて、大きな建築現場によく、遊びに行ったもので、(今では到底考えられないが、昔は、よく、子供が夏休みに遊びにきていたのだ!)
その頃現場で目にしたのは、鉄管、鋳鉄管、鉛管だった。油くさいプレハブの下小屋で、よく縄を編んだり、薄ベニヤに、丸い穴をあけたり、していた。(この記述で何をしていたかおわかりの方は、まず玄人です!)その頃(約30年前)は、現在のHI継手(水道用耐衝撃性硬質塩ビ管継手)は現場でまだ見かけなかった。
下の写真でお解りの様に、昔の配管に使われているこのVP管、特にTS継ぎ手は、亀裂が原因で漏水がしている事が多い。今でもホームセンターに行けば、ちゃんと陳列棚に並んで販売されているが、直圧給水部分に使用されることはお薦めしません。値段が若干安い程度。わずかな金額で大きなリスクを回避できるので、DIYでのご使用でもHI継ぎ手のご使用をお薦めする。

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